みなさんこんにちは
今回はみなさんが放射線検査でいつも患者さんに合図している息止めについて、
Breath Holding
略してブレホ!
という息止め体感アプリを紹介します。
放射線検査で息を止めて撮影することの必要性は、みなさんすでにご存知のはずでしょうから、ここで改めて説明するまでもないでしょう。
でも、よく考えてみてください。
われわれが日常合図している息止めは、患者さんにとってほんとうに簡単にできることでしょうか?
息を吸って止める。吐いて止める。
やってみるとわかりますが、しっかりと息を止め続けることは意外と難しいものです。
X線検査では、他の検査よりも撮影時間は短いですが、それでもしっかりと息が止まっていなくて画像がブレていることはよくあります。
MRI検査では、息止めが15秒前後になることが多く、とくに高齢者にとってその間に息をしっかりと止めることはなかなかできることではありません。
血管造影検査でも長時間息を止めてもらわなくてはならないので、息止めの最後では、息が乱れてサブトラクションが合わなくなってくることはみなさんよく経験されていると思います。
息を止めることが検査の中で非常に重要であるにもかかわらず、検査直前にお知らせするだけで検査を始めてしまっている。
CTやMRIのdynamic撮影で、いきなり
『この検査はやり直しができませんので、しっかり息を止めてください。では、始めます。』
といわれて息止めを指示されたときに、あなたは冷静に慌てることなく対応することができますか?
このような中でしっかりと息を止めることができる方がいったいどれだけいらっしゃるのでしょうか?
検査の待ち時間に息止めを少し体感するだけで、このあとの検査への気持ちの準備は全然違ってくるのではないでしょうか。
今回ご紹介する息止め体感アプリは、実際の検査で経験する息止めの指示をアプリで体感することができます。
X線検査からCT、MRI、血管造影検査などの検査の息止めの合図が体感できます。
息止め時間の設定の変更やDynamic撮影にも対応しています。
あなたも一度このアプリで、検査を体感してみてください。
本アプリは、iphone専用アプリとなっています。以下のApple Storeからダウンロードして無料で使用できます。
放射線技師.com