放射線治療専門技師　認定試験対策　過去問　まとめ

fba7caea91b5e3a64490c682b4d1f532_s
２００５年から始まった放射線治療専門放射線技師認定制度、毎年８月下旬に試験が開催されますが、受験するためには、まずは機構が定める審査に合格しなければなりません。認定セミナーに参加したり、５年以上治療業務をしていなけらばならないなど、結構大変で分かり難いんですよね。そこで今回は、治療認定技師になるための情報をまとめてみました。

この記事の情報は平成２９年度現在の情報です。詳しいことや正確な情報は、必ず機構のホームページで確認してください。

1 基本情報
2 受験料
3 申込受付期間
4 試験科目
5 合格したら
6 試験対策・過去問
7 放射線治療技術標準テキスト

基本情報

受験資格

・診療放射線技師の免許を有すること
・通算 5 年以上放射線治療に関する診療業務を行っていること
・日本放射線腫瘍学会、日本放射線技術学会、日本診療放射線技師会のいずれかに、5年以上継続して会員籍を有していること
・申請時より過去5年以内に、別に定める認定単位（平成28年12月改定）を20単位以上取得していること
・その他、放射線治療に関する業績を有することが望ましい

日本放射線治療専門放射線技師認定機構のホームページより抜粋

受験資格審査

試験の前に受験資格があるか審査されます。ここで不合格となった場合は、受験手数料は返却されますが、きっちり振込手数料は差し引かれますｗ。
審査に合格していた場合は、認定セミナーの受講票が送られてきます。

申請書類

平成２９年度現在の情報です

略歴・個人票　
放射線治療業務従事証明書
単位取得状況申告書
単位取得を証明する書状　（提出はすべて写しで可）
診療放射線技師免許証の写し

日本放射線治療専門放射線技師認定機構のホームページより抜粋

認定ポイント

受験申請時より過去5年以内に、認定単位を20単位以上取得していなければなりません。
研修会、学術集会、地区研究会に参加したり、放射線治療に関する論文、書籍、特許などで１〜６ポイント取得できます。
セミナーに参加する際は、必ず認定単位がもらえるかどうか確認しましょう。認定セミナーだと思って参加したが、実は勘違いで認定セミナーではなかったという話はよく聞きます。

認定単位について詳しくはこちら（外部リンク）>>

申請時に単位取得状況を証明するものの写しが必要になりますので、認定セミナーに参加したら出席証明書は捨てずに大切に保管しておきましょう！

受験料

・受験手数料
２０，０００円 (平成２９年度現在)

申込受付期間

申し込み受け付け期間が短いので注意してください！！
２９年度は、約１０日間しかありませんでした。注意していないと受付終了していますよｗ。
平成29年6月12日（月）～ 6月23日（金）（必着）

また、原則としてすべての受験者は、試験前日に開催される認定教育セミナーの受講が必須です。セミナー受講料は受験料に含まれています。前年度の受験者で惜しくも不合格になった方は、セミナーをパスすることもできます。

セミナーにはテキストが下記のテキストが必要ですが、平成２９年度現在は在庫切れとなっています。
放射線治療技術の標準保科正夫編著（2007年3月発行）
来年の春頃には、改訂版が出版されるかもしれません。
＊出版元での電子版（PDF）があるそうです。
詳しくはこちら（外部リンク）>>

試験科目

■統合領域 9:15 – 10:45 90分
以下の科目を中心に構成した統合領域の考査を実施
・放射線治療技術
・放射線計測
・放射線物

■専門基礎領域11:00 – 12:30 90分
以下の科目について基礎的専門知識に関する考査を実施
・放射線腫瘍学
・放射線生物
・放射線治療技術
・粒子線治療
・放射線物理
・放射線計測
・放射線治療機器の品質保証・品質管理
・放射線看護
・リスクマネジメント
・放射線安全管理

日本放射線治療専門放射線技師認定機構のホームページより抜粋