みなさん、Dfreeという商品をご存知でしょうか?
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社が開発・販売している排泄予知ウェアラブル「DFree」
仕組みは、超音波を使って膀胱の尿量を計測し、膀胱の大きさによって排泄のタイミングをお知らせする。
現在、介護の現場で意思疎通が難しいご高齢の方や、足が不自由で排尿の準備に時間がかかる方などに使われています。
トイレに行くタイミングを事前に察知し、タブレットにお知らせする。スタッフが適切に対応することが可能になったそうです。
動画
これが本サイトとどう関係が?
と思います?
実はこれ、放射線治療に使えると思いませんか?
前立腺の治療において、膀胱の大きさを常に一定にして照射することは、精度の高い治療を行う上で大変重要なことです。
今まで前立腺の治療の患者さんには、治療の前に超音波を使って膀胱の大きさを測定し、膀胱容積が不十分であれば、治療台から降りてもらって、ふたたび膀胱が大きくなるまで待ってもらうということをやっていました。
これが結構時間がかかる作業で、患者のスループットが悪い!
それが、Dfreeを使えば、
計画CT時に膀胱の大きさを測定しておけば、同じタイミングで毎回照射することが可能になります。
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Dfreeの基本的な機能
基本的な機能としては、超音波センサーで体内の動きをモニター・分析して排尿のタイミングを予知する仕組みです。
専用ゲルパッド、専用テープ、ベルト型装着補助具を使って下腹部に装着します。
「DFree」はBluetooth接続でスマホアプリと連携でき、
「現在、○○%溜まっています。○○分後にトイレの時間がきます」
排泄のタイミングを事前にお知らせします。
アプリが排泄の時間を記録して学習し、より適切なタイミングでトイレの時間をお知らせししてくれて、サイズも35×53×8mm、重さ20gでコンパクトです。
今は1台あたり、月額6000〜1万円程度でレンタルできるそうです。
問題点
動いているときは正確な測定が難しいということで、測定時は安静にしている必要があります。
今後は動いているときにも測定できるようにするみたいです。
資料はこちら(外部リンク)>>
トリプル・ダブリュー・ジャパンはこちら(外部リンク)>>
放射線技師.com