機器の更新や新しい技術の習得のために、外の施設に見学・研修にいくことがあると思います。
今回は、見学や研修に行くときに失敗しないための準備、段取りのお話です。
見学・研修の申請
- 書類の手続き
一般的には、見学・研修依頼状と内容書が必要です。 - 先方へ病院長宛の見学・研修依頼状の提出
見学・研修依頼状を送った送ってないということにならないためにも、簡易書留を使うのが確実です。 - 見学・研修内容書
これは、相手に聞きたいこと、みたいこと(質問事項)を具体的に伝えるものです。先方はこの内容書を確認してから、必要なものを準備したり、見学・研修期間や時間を決定します。
当日に必要なもの
- 名刺
- 手土産
事前に先方のスタッフの人数を調べておきましょう。そして、スタッフ数に合わせた手土産を準備しましょう。
もし、あなたが大きな病院や大学病院を訪問するのであれば、重要なことをお伝えします。
手土産は2つ用意しておいた方が無難です。
なぜなら、我々の訪問先には放射線科と放射線部があるからです。
放射線科の先生に挨拶して、次に技師長室に行って、技師長に挨拶するということがあります。
また、別のケースとして、
見学する部署の主任の方に挨拶して、帰りに技師長室に挨拶するというケースもあります。
つまり、用意するお土産は、見学・研修に行く担当部署にひとつ、技師全体にひとつです。
例えば、技師が30人くらいの規模の病院だとして、MRIの見学・研修に行くのなら、30人用のお土産ひとつに10人用のお土産ひとつという感じです。
ここで、もうひとつ注意したいのが、業者の営業の方が見学・研修に同行する場合です。営業の方も、必ずお土産を用意していますので、その場合は、用意するお土産は、ひとつでもよいと思います。事前に用意するお土産のことを営業の方に聞いてもよいと思います。
手土産が足りずに焦るより、余ってしまった方が全然ましです。手土産が余って渡すタイミングがなかったら、帰りがけに受付の方に「今日はお世話になりました。スタッフの皆さんでどうぞ」とお渡しすればいいのです。
- 白衣
長袖の白衣を準備しましょう。必要なときにすぐに羽織ることができます。間違ってもケーシー型の白衣を持っていったらダメですよw。 - カメラ
基本的に院内は撮影禁止ですが、患者さんのいないときに撮影が許されたり、必要物品の接写ならオッケーなことがありますので、準備しておいた方がよいです。 - その他
施設によっては、健康確認表(問診表)の提出を求められることもあります。
見学が終わったら
見学・研修後はできるだけ速やかに、お礼のメールを相手方に出しましょう。
実際には、出発前の段階で、お礼メールの雛形を作っておき、帰ってきたら内容だけを入力して完成となるような準備をしておくとよいと思います。
放射線技師.com