英語学習をやめないと決めたら、次はどのようにして効率よく学習するかですが、英語を効率的に学習するためには、”集中力”が大切です。よく巷で流行っている、なにかしながら学習の類は、はっきりいって時間の無駄です。やらないよりマシと思うかもしれませんが、やらないほうがマシです。やると決めたら集中してやりましょう。
今回は英語学習の中でまず、話すことについて私の体験を交えてお話します。読む、聞く、話す、書くのすべてをバランスよく鍛えて、効率よく英語を学習するためには、自らの環境を強制的に英語の環境におく必要があります。まず、英語を”話す”ためには、やはり定番、英会話教室がオススメです。私は、”話す”ことを鍛えるために、英会話教室NOVAを利用しました。英会話教室のよいところは、外国人アレルギーが克服でき、英語で話すことの抵抗がなくなることです。しかし、週一回のレッスンぐらいだと、話せるようになるには数年はかかりますし、話せるといっても、ツアー会社を使わずに一人海外旅行に行けるくらいのレベルで、英語で議論することは難しいと思います。レッスン内容は基本的に日常会話が中心ですから、やめずに通っていれば、英検の準1級の2次試験はほとんど前準備しなくても合格できる程度にはなれます。
ここで注意したいのが、英会話教室に在籍している先生です。先生たちは今現在、日本に住んでいて、ここにやってきた経緯は知りませんが、多少なりとも親日家です。何がいいたいかというと、彼らはジャパニーズイングリッシュ漬けの生活から日本人の間違える英語をよく理解しているため、彼らのお陰で、我々がおかしな英語を話しても会話が成立します。この勘違いのまま海外に行ってしまうと、現地の方に自分の英語が全く理解してもらえず、心が折れます。一体いままで何をやっていたんだろうと、挫折します。でも、これが大事なんです。ここで腐らずに次に行ければ、話す力はメキメキ上達します。英語学習は挫折の繰り返しです。この挫折感はみんな通る道なので、頑張って乗り越えましょう。
私の実体験ですが、日本の診療放射線技師として、海外の診療放射線技師の方たちと一緒に仕事をする機会がありました。彼らと一緒に撮影の仕事をしたり、日常会話は問題なかったのですが、撮影条件の根拠を話しあったり、グリッドの必要性などを議論するとき、英語でうまく伝えられず悔しい思いをしました。日本語なら30秒もかからない話に30分くらい費やしたり、それでもしっかり伝わったのか不安でした。
こういう状況でもうまく英語を使って議論できるようにするためのオススメの方法は、職場で英語を使うことです。職場でいきなり英語を使いはじめることには皆さん抵抗があると思いますので、まずは英語を話したら、同じ内容を日本語でも話すようにすると、なんとか会話を続けることが可能です。職場で英語を使うようになると、放射線技術的な会話を英語で話さなくてはならなくなるので、医療や放射線に関係する語彙が飛躍的に向上します。みなさんもぜひ試してみてください。
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