今日からわたし英語で話します

41191a89b2e7b4fb570145927da82846_s みなさん英語しゃべってますか？

　今年の日本放射線技術学会の総会では、スライドは英語で作成しなければなりませんでした。そして、口述発表もできれば英語でお願いしますという姿勢の日本放射線技術学会。些か強行に感じられますが、これくらいしないと日本の誇る放射線技術の国際化は永遠に訪れないと危惧してのことでしょう。私もそう思います。

幸か不幸か、今後益々我々が英語を使う機会が増えることは確実です！
これをチャンスととらえて英語が話せるようにがんばりましょう！

英語を話すことを目的にしない

さて、何しましょう？
これまで、英語学習に一番必要なことは、継続すること（やめないこと）とお伝えしました。さらに効率的な学習を臨むのなら、ご自身の英語力に見合った教材を選び、集中力が大切であることをお話しました。

　しかし、勉強するのははっきりいって苦痛です。私は勉強が大嫌いですｗ。どうせやるなら楽しみながらやりたいものです。しかも、英語というものは、それを職業にしない限り、自分の意思を相手に伝えるための手段でしかありません。英語を話すことを目的として時間を費やすのは、もったいないし、それだけ他のことに費やすことができる時間が削られ、英語を話せる国の人と比較すると圧倒的にその分不利になります。

英語環境の必要性

いかに上手く英語を自分の生活環境に取り入れるか？
つまり、英語学習の時間として生活の一部を削るのではなく、いかにご自分の生活環境を英語環境に置き換えていくことができるか？

ご自身にとって無理のない、苦痛とならない英語学習をするためには、英語を勉強していると認識しない、学習と思わせない環境を作ることが、英語学習を継続していくためには大切なことです。

例えば
毎日読んでいる新聞を英字新聞にしてみる。

英字新聞というと日本の情報が掲載されていないのではと考える方がいらっしゃいますが、いえいえそのようなことはなく、日本の情報が中心の英字新聞があります。

・The Japan News（ジャパン・ニューズ）
　読売新聞社が発行する日刊英字新聞です。以前は”The Daily Yomiuri”という名称でしたが、2013年から変更されました。日本の政治、経済、社会の動きは、英訳記事で広く、深く理解することができますし、英語で自分の考えを伝えるために役立つ情報が豊富に揃っています。

・The Japan Times On Sunday
　こちらは中級・上級者向けで、日刊紙　The Japan Times / Inernational New York Times の日曜日版になります。
平日は新聞を読んでいる時間がなく、日曜日に比較的時間がとれる方には特にオススメです！
ちょっと難しいところもありますので、まずはサイトに掲載されているサンプル版をご覧ください。

・The Japan Times ST
　辞書を引きながらゆっくり読むほどの時間もない。かと言って辞書がないと分からない…。そんな悩みを解消するのが、英語学習紙 The Japan Times STです。

　The Japan Times STには、英字新聞The Japan Timesからピックアップした記事が、短すぎず長すぎないボリュームになって掲載されています。覚えておきたい重要な単語・表現には日本語の注釈・単語訳つきなので、辞書を引く手間を省きながらしっかり押えるべきポイントを押えられます。

通勤の読書を英語の本にしてみる。

音楽を洋楽にしてみる。

テレビを英語の番組にしてみる。

職場で英語を使ってみる。

　過去の記事効率よく英語を勉強するために（話すことを中心に）でもおすすめしていますが、是非職場で英語を使ってみてください。

　私は現在、放射線治療で働いていますが、日常会話を英語で話すと決めて１年経ちました。今では、私より後輩の方が上手に英語を話しています。やはり職場では、いきなり部下から英語で話し始めるのは難しいと思います。上司のあなたが率先して、部下に英語で話しかけてください。

放射線技術の勉強を英語でやってみる。

ネットサーフィンを英語でやってみる

　以上幾つか具体的な学習方法をお伝えしましたが、ここで注意して頂きたいのは、これらは間違っても何かしながら英語もするという”ながら英語”だけはしないでください。テレビ番組を英語でみるのなら集中してその番組をみてください。洋楽を聞くなら集中して聞いてください。”ながら英語”は英語をした気にさせてはくれますが、その満足感だけで、効果は思ったほど期待できません。