業績評価される現代の経営環境にあって、従業員、管理職、経営者のストレスは相当高いものであると推察します。過去の記事(離職率の高い部署で改善すべき問題とは)で、カウンセリングの重要性について触れましたが、部下が気軽に、上司に悩みを相談できる職場環境なら問題ありませんが、そうでない職場も多く存在します。上司と部下の1対1のカウンセリングは、閉鎖的で、上司が故意に問題を隠す可能性がないとは言い切れません。
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ストレスセルフチェックのススメ
もしあなたが、上司や同僚、家族に悩みを打ち明けられない環境にいるのなら、現在のご自身のストレスの度合いを客観的に把握する必要があります。厚生労働省が監修しているこころの耳というサイトで、ご自身のストレスの度合いを簡易的に知ることができます。そして、高ストレス状態にあると指摘された場合は、次のステップとして、ストレスケアのアドバイスが掲載されていますので、参考にしてください。
また、現在ストレスなんてほとんどないと考えている方も、潜在的にストレス要因を多く抱えた状態である可能性がありますので、是非このサイトを活用してセルフチェックしてみてください。
ストレスチェックの目的
2014年9月16日に厚生労働省は、労働安全衛生法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令案を発表しました。これにより、改正安全衛生法で定められたストレスチェックの施行日が2015年12月1日に決定しました。今回の政令案により2015年12月1日よりすべての事業主にストレスチェックが義務化されることとなります。
予防医学の分野では、病気を発生させないことを1次予防、早めに見つけて治療を行うことを2次予防とよびます。また、いったん病気になった場合に日常生活に戻ったり、社会復帰を目指すリハビリテーションのことを3次予防とよびます。そして、厚生労働省によると、このストレスセルフチェックは、うつ病などのメンタルヘルス不調の1次予防を目的とした制度であると定めています。
セルフチェックによって気付かされること
私のセルフチェックの診断結果を以下に掲載します。
私のストレスセルフチェックの診断は、心理的な仕事の負担のストレスが高いという結果になりました。診療放射線技師の仕事は、撮影や治療でミスが許されない、ミスをすると取り返しがつかないという医療現場特有のストレスを抱えています。今回の結果もそれを反映したものであるといえます。休みの日は仕事以外のことを考えて、積極的にリフレッシュしようと思いましたwww。
こころを健康に保つためには、継続して定期的にストレスセルフチェックを実施する。そして、ご自身の心の状態を客観的に判断できているという”こころのゆとりを保っていく”ことがもっとも大切なことではないでしょうか。
放射線技師.com