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ちょっと! 今日の業務、この人数でやるの!?(怒)

新人と大先輩方に挟まれて、どう考えても私に撮影が集中するよね!

嫌がらせ? いくらなんでもムリでしょ! 

冒頭から職場あるある。
今回は、人員が不足しているご施設に向けて、業務調整についてのお話です。

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どこの病院も慢性的な人手不足

現在、どこの病院も慢性的な人手不足にお悩みだろうと思います。私が勤務している病院でも、ご多分に漏れず深刻な人手不足に悩まされており、マンモグラフィを撮影する技師がいなくて閉鎖寸前のところまでいっておりました。また、技師が休暇を取得するときは、予約枠を縮小せざるを得ないこともしばしば…

そのような中にあって、『何であの部署は、検査が少ないのにあんなに技師がいるんだ。』とか、『あっちの部署は休暇いっぱい取得できていいなぁ〜』とか、『あそこの部署は支援ばかり要求するのに、こっちが支援してほしいときは全然支援してくれない』とか…

モダリティによって検査数と配置される技師の数の違いによって不公平が生まれ、それを妬むものの発言からさらに険悪な雰囲気が漂い始め、職場環境がギスギスする…

ほんとよくある話ですw。

こういう問題を解決する一番の方法は、各部署間でコミュニケーションを密にとることだといえますが、
そもそも支援や休暇に対する考え方の違いなんてのもあったりします。

隣の芝生は青くみえる?

技師が余っているようにみえて、その部署のリーダーは新人技師を技師としての頭数に数えていなかったりすることもあります。

また、技師の支援をもらって業務が落ち着いたから、元の部署に帰ってもらった途端に忙しくなって、戻ってきてほしかったなんてこともよくあるケースです。

案外、不満を正直にぶつけて話してみると、外からみえることと全然違って、誤解だったということもあったりしますね。

それよりも、モダリティによって必要な人員はその時々で変わることは、技師として働いていればわかってきます。なぜなら、われわれ技師の仕事は、緊急検査というものが存在する限り、物事をシーケンシャルに処理していくことは不可能だからです。

一般撮影をしていたら、

『オペ室撮影行ってー』、『ポータブル!』、『小児の撮影の支援!』、『介助きてー』などなど

業務に不確定要素が多くて、必要以上に人員を配置したくなる気持ちもわかります。

考え方を変える工夫

例えば、一般撮影では、通常の撮影業務の他に、マンモグラフィやポータブル、手術室、救急などの業務も併せて行われていますが、手術室や救急などの緊急撮影はたまにしか依頼がこないのに、そのために人員を配置しています。

CTやMRIでも、1台に2名の技師を配置しているが、常時2名いる必要はないようなこともあります。つまり、1.5人の技師でも業務をやっていけるが、技師1名だけではちょっとキツイ。

そのようなときに、一般撮影から支援依頼を受けると、うちから支援者を出せないこともないけど、出したらうちがキツイなぁ〜

こういうときは、人を出すのではなく、思い切って仕事をもらってしまいましょう!

例えば、CTに技師が3名いて、業務量として2.5名で問題無い場合、つまり、撮影に1名、画像転送や雑用に1名、3D作成に1名必要な場合、3D作成に多少の余裕があるのであれば、CTの技師が一般撮影の手術室の撮影業務を引き受けるというようなこともありです。

3D作成中に手術室から撮影依頼が来たときだけ、席を外せばよいだけの話です。技師1人を他部署に支援に行かせてしまうと、自分の部署の業務も滞る。けれど、余裕がないわけではないというようなケースは結構な頻度で遭遇します。

あなたのところの技師は、何もCT撮影しかできないわけではないですよね?

技師の世界では、モダリティ別に業務を分けたために業務に対して固定観念があります。

マンモグラフィは一般撮影でやるもの。
手術室の撮影業務は一般撮影がやるもの。
ポータブル撮影は一般撮影がやるもの。
3Dの作成はCTでやるもの。

効率よく業務を行うために分けたモダリティが、逆に自分たちを苦しめることになっていることもあるのです。

一般撮影の技師が3D作成してもいいじゃありませんか!
治療技師がポータブルにいってもいいじゃありませんか!
IVRの技師がマンモグラフィやっちゃってください!

相手方も支援をもらって、長時間支援者を拘束するより、仕事の依頼がきて、忙しいときにだけ仕事を引き受けてくれる方が、気持ちの上でも楽です。

予約検査と緊急検査のマネージメントは、人員が不足している場合、部署の枠に囚われずに、横断的にマネージメントすることが、時に効率良く業務を遂行できることもあるということを覚えておきましょう。

 

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